台湾eSIMのおすすめは、旅の形で3つに分かれる

Roami Team
28. October 2026
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Roami は eSIM テクノロジーを専門とし、グローバルな接続ソリューションを提供しています。このガイドは、台湾のキャリア(中華電信・台湾大哥大・遠傳電信)の公開情報と、旅行者の利用記録に基づいています。

台湾eSIMのおすすめ5社、台北と高雄で通信量が変わる

5社を並べると、1GBあたりの値段で序列が変わる

台湾eSIMの比較というと、たいてい「1GBいくら」という入口価格で並べられます。ですが実際に旅行で使うのは3GBか5GBの帯で、そこで順位は入れ替わります。

1GBあたりの単価で並べ直すと、こうなります。1ドル=150円で計算しています。

プラン 価格 1GBあたり 円換算
Ubigi 10GB/30日 16ドル 1.60ドル 240円
Airalo 5GB/30日 10ドル 2.00ドル 300円
Nomad 5GB/30日 11ドル 2.20ドル 330円
Ubigi 3GB/30日 7ドル 2.33ドル 350円
Saily 5GB/30日 12.99ドル 2.60ドル 390円
Airalo 3GB/30日 8ドル 2.67ドル 400円
Nomad 3GB/30日 8ドル 2.67ドル 400円
Ubigi 1GB/7日 3ドル 3.00ドル 450円
Saily 1GB/7日 3.99ドル 3.99ドル 600円
Airalo 1GB/3日 4.50ドル 4.50ドル 675円
Nomad 1GB/7日 6ドル 6.00ドル 900円
Holafly 無制限/5日 19ドル —(3.80ドル/日) 2,850円

ここから読み取れることが3つあります。

ひとつ、容量を増やすほど単価が下がる。Ubigiは1GBで3ドルですが、10GBなら1.60ドルまで下がります。ほぼ半額です。もうひとつ、入口価格が安いブランドが、中容量では高いこと。Nomadは1GBが6ドルと高いのに、5GBでは2.20ドルと3番目に安くなります。そして3つ目、Holaflyだけ単価の土俵が違う。無制限なのでGB単価が出せず、日割りで比べるしかありません。

つまり「台湾eSIM おすすめ」を一言で答えることはできません。何GB使うかによって、最適なブランドが変わるからです。以下、用途別に分けます。


台北3日だけなら、3GBで足りる

台北市内の観光は、移動がMRTで完結します。駅を出てから次の駅までの時間が短く、地図を開いている時間も短い。結果として、通信量はあまり増えません。

台北3日のモデルを計算します。

  • 1日目(到着):桃園空港からMRT機場捷運で台北車站へ。車内で地図30分、ホテルまで徒歩案内、夕食後に士林夜市で写真20枚 → 約120MB
  • 2日目(市内観光):中正紀念堂、故宮博物院、迪化街。地図2時間、写真50枚、カフェで動画20分 → 約450MB
  • 3日目(郊外):九份へバスで往復。車内で地図1時間、写真60枚、動画30分 → 約700MB
  • 4日目(帰国):地図30分、空港で待ち時間に動画20分 → 約250MB

合計 約1.5GB。3GBプランなら余裕が残ります。ここに夜市のライブ配信を入れると、一気に2GB以上増えます。

台北だけの3〜4日なら、**3GBプラン(Ubigi 7ドル、Airalo 8ドル)**が最も過不足ありません。1GBプランでは九份の往復で危うくなります。


台北+高雄に足を延ばすと、容量は1.6倍になる

台湾新幹線(高鉄)で台北から高雄まで約1時間30分。日帰りも可能ですが、1泊すると旅行の性質が変わります。

  • 移動日:高鉄の車内で地図と動画、駅からホテルまで徒歩案内 → 約600MB(車内の動画が効く)
  • 高雄市内:愛河、駁二芸術特区、六合夜市。地図3時間、写真60枚 → 約600MB
  • 帰りの高鉄:車内で動画1時間 → 約1GB

台北3日に高雄1泊を足すと、合計は 約2.5GB。3GBでは余裕がなくなり、5GBプランが安全圏になります。Airalo 5GBが10ドル、Nomad 5GBが11ドル、Saily 5GBが12.99ドル。Ubigiの10GBが16ドルなので、5GBを2回買うより10GBを1回のほうが安い、という逆転も起きます。

台中を挟む場合も同じです。台北→台中→高雄と縦に移動すると、移動中の車内通信が積み上がり、4日間で3.5GB程度まで増えます。


夜市と新幹線が、容量を食う2大要素

台湾で通信量が跳ねる場面は、はっきりしています。

夜市では、写真と動画を撮ってその場で上げます。士林夜市、饒河街夜市、寧夏夜市、いずれも夜の2時間で写真30〜50枚、動画5〜10本。ストーリーに上げると1本30〜50MBなので、1晩で500MB〜1GB動くことがあります。3泊すると、夜市だけで2GB以上になる計算です。

新幹線では、車内で動画を見る人が多い。台北→高雄の1時間30分、YouTubeを720pで見ると約1GB。往復すれば2GBです。

この2つを避ければ、容量は驚くほど減ります。逆に言えば、夜市で配信し、車内で映画を見る旅なら、最初から無制限を選んだほうがいい。

使い方 1日あたり 4日間
地図とメッセージのみ 100〜200MB 0.6GB
+写真をSNSに上げる 400〜600MB 2GB
+夜市で動画を上げる 800MB〜1.2GB 4GB
+新幹線で映画 1.5〜2GB 7GB
+ライブ配信 2.5GB以上 10GB超

自分の旅がどの行に近いかで、必要な容量が決まります。多くの人は3行目、4日間で4GB。5GBプランを買っておけば足ります。


無制限19ドルは、4日間で元が取れるか

Holaflyの無制限は5日間で19ドル。同じ5日間で、Airaloの5GBプランは10ドルです。差額は9ドル。

5GBを使い切ったあとの追加購入は、1GBあたり4〜5ドル。3GB追加すると12〜15ドルで、合計22〜25ドル。無制限の19ドルを超えます。

損益分岐点は、5日間で合計7GBあたり。1日あたり1.4GBを使う計算です。

上の表でいうと、4行目(新幹線で映画)と5行目(ライブ配信)に該当する人が、無制限の対象になります。1〜3行目なら、容量プランのほうが確実に安い。

ただし無制限には制約があります。Holaflyの台湾プランは4G中心で、5Gは限定的です。そしてテザリングは1日500MB〜1GBまで。家族で共有するなら、この制限が先に効きます。無制限を買ったのに、テザリングで止まる。これはよくある落とし穴です。


回線で選ぶなら、中華電信か台湾大哥大か

台湾には3大キャリアがあり、eSIMプロバイダーはその回線を借ります。

キャリア カバレッジ 特徴 使うプロバイダー
中華電信 最も広い 山間部・東海岸に強い Nomad
台湾大哥大 都市部で強い 台北・台中・高雄で高速 Airalo・Ubigi・Nomad
遠傳電信(FET) 都市部で強い 5Gの接続が安定 Ubigi

台北と高雄の市街地だけなら、3社の差はほぼ出ません。問題は郊外です。

九份、十分、平溪線沿い、花蓮、墾丁。こうした場所へ行くなら、中華電信の回線を持つNomadが安全です。九份の坂道や十分の滝の周辺は、山と谷に挟まれて電波が回り込みにくく、キャリアの差が出ます。

逆に、台北・台中・高雄の3都市を結ぶだけの旅なら、どの回線でも同じ結果になります。料金で選んで構いません。


実名登録が要るのは、現地で買うときだけ

台湾のプリペイドSIMは、購入時にパスポートの提示と実名登録が必要です。空港のカウンターでも、市内のコンビニでも同じです。

一方、国際eSIMプロバイダーのeSIMは、台湾のキャリアとの直接契約ではなく海外事業者との契約として扱われるため、実名登録が不要です。パスポートを見せる場面もありません。

この違いは、到着後の手間にはっきり出ます。桃園空港のカウンターでSIMを買うと、パスポートのスキャンと書類記入で15〜30分。eSIMなら、日本で設定を済ませておけば0分です。

ただし、台湾の電話番号が付くeSIMは実名登録が必要です。番号が必要かどうかで、選ぶものが変わります。番号付きの選択肢については台湾eSIMの実名登録と番号の話に整理しています。


4日間と7日間で、プランの選び方は変わるか

答えは「あまり変わらない」です。台湾のeSIMは、多くのプランが30日間有効です。UbigiもAiraloもNomadも、データ容量の有効期限は30日が基本。つまり4日間の旅行でも7日間の旅行でも、同じプランが使えます。

変わるのは容量だけです。

滞在日数 台北のみ 台北+高雄
3日 3GB 5GB
4〜5日 3GB 5GB
6〜7日 5GB 5〜10GB
8日以上 5〜10GB 10GB

短期の3日プラン(Airalo 1GB/3日のような)は、有効期限が3日に限られます。4日目の朝に切れるので、3泊4日の旅行では使えません。ここは韓国のプランと同じ構造です。

迷ったら、有効期限が30日のプランを選んでおけば、日数で失敗しません。


桃園空港に着いてから、最初の30分でやること

桃園国際空港(TPE)から台北車站までは、MRT機場捷運で約35分。この移動の間に、すでに通信が要ります。路線の確認、乗り換え、ホテルまでの徒歩ルート。

eSIMを日本で設定しておけば、着陸した瞬間に繋がります。機内モードを切り、データローミングをONにするだけ。設定の手順はeSIMの設定とアクティベーションに画像付きでまとめています。

松山空港(TSA)を使う場合も同じです。松山は台北市内にあるため、到着後すぐMRTに乗れます。どちらの空港でも、eSIMがあれば移動が止まりません。

なお、台湾のコンセントは日本と同じA型・110Vです。変換プラグは不要ですが、電圧がわずかに低いため、日本製の機器は問題なく使えます。ドライヤーなど電力の大きい機器を持っていく場合だけ、ホテルの備品を借りたほうが安全です。台北のホテルはほとんどが貸し出し用のドライヤーを備えています。


台北だけか、島を一周するかで、答えは3つに分かれる

最後に、タイプ別の結論を書きます。

タイプ1:台北3〜4日、夜市と九份 3GBプランを選ぶ。Ubigi 7ドルかAiralo 8ドル。九份へ行くなら中華電信回線のNomadが安心だが、3GBで8ドルと同額なので、迷ったらNomadでもいい。

タイプ2:台北+高雄+台中を縦断 5GBプランを選ぶ。Airalo 5GBが10ドル、Nomad 5GBが11ドル。新幹線で動画を見るなら、Ubigi 10GB(16ドル)まで上げたほうが単価は安い。

タイプ3:動画と配信を毎日 Holaflyの無制限(5日19ドル)。ただし4G中心でテザリングに制限があるため、家族で共有するなら各自が容量プランを買ったほうが安く済む。

多くの旅行者はタイプ1か2です。そしてタイプ1とタイプ2の差は、わずか2〜3ドル。迷ったら5GBを買っておけば、夜市で動画を上げても破綻しません。

台湾全体の料金と実名登録の話は台湾eSIMの実名登録ガイド、台北市内の電波を詳しく知りたい方は台北eSIMの電波ガイドに書いています。プロバイダー横断の比較は旅行用eSIMプロバイダーの比較、プラン一覧は台湾eSIMのページで確認できます。


eSIM以外と比べた総額、4日間でいくら違うか

eSIM同士を比べても、選択肢の全体像は見えません。台湾で通信手段を確保する方法は4つあり、総額ではこうなります。

手段 4日間の総額 受け取り 返却 実名登録
eSIM(3GB) 約1,050〜1,200円 不要 不要 不要
空港のプリペイドSIM 約1,500〜2,500円 到着後15〜30分 不要 必要
レンタルWi-Fi 約2,000〜3,200円 日本か空港で受取 必要 不要
日本のキャリアの海外ローミング 約3,000〜6,000円 不要 不要 不要

一番安いのはeSIMで、4日間1,000円台。一番高いのはローミングで、3,000円以上。差額は2,000円を超えます。

レンタルWi-Fiが高く見えるのは、返却の手間と紛失保証が価格に含まれているからです。そして返却を忘れると、延滞料金が発生します。eSIMには返却という概念がありません。

ローミングは最も楽ですが、最も高い。そして速度は現地キャリアの回線を借りるため、eSIMと同じです。同じ速度に3倍の料金を払う理由は、ほとんどありません。

この表で唯一eSIMが劣るのは、実名登録済みの台湾番号が欲しい場合です。番号が要るなら、空港か市内でプリペイドSIMを買う必要があります。番号が不要なら、eSIM一択です。

もうひとつ、見落としやすい費用があります。それは時間です。レンタルWi-Fiは受け取りと返却に、往復で30分から1時間かかります。空港のSIMは実名登録に15〜30分。eSIMは0分。4日間の旅行で1時間は、夕食1回分に相当します。金額だけでは比べられない差が、ここにあります。


4日間の台湾、容量と回線で迷ったときの6つの答え

台湾eSIMで、5Gは本当に繋がりますか

台北・台中・高雄の市街地では繋がります。台湾大哥大と遠傳電信は5Gの基地局を都市部に集中させており、MRTの駅でも5Gが入ります。ただし九份や十分などの山間部は4G中心で、5Gは期待できません。郊外へ行く日は4G前提で考えてください。

夜市で動画を上げると、どのくらい容量を使いますか

ストーリー1本(30秒)で30〜50MB、リール1本で50〜80MBです。10本上げると500MB前後。夜市を3晩巡って毎回10本上げると、1.5GBが消えます。写真だけなら1枚3〜5MBなので、50枚でも250MBです。動画を上げるかどうかで、必要容量は3倍変わります。

台湾新幹線の車内で、動画は見られますか

見られます。台北→高雄の区間はトンネルが多く、一時的に切れる場所がありますが、概ね安定しています。1時間30分の乗車で720pの動画を1本見ると、約1GBを消費します。往復で2GBなので、5GBプランだと半分が車内で消える計算です。

桃園空港でSIMを買うのと、日本でeSIMを買うのはどちらが得ですか

日本でeSIMが得です。桃園空港のカウンターは到着ロビーにありますが、実名登録に15〜30分かかり、深夜着だと閉まっています。eSIMは実名登録が不要で、日本で設定を済ませれば到着と同時に繋がります。料金もeSIMのほうが安いことが多いです。

家族4人で行く場合、1枚を共有できますか

共有できますが、おすすめしません。Holaflyはテザリングが1日500MB〜1GBに制限され、家族4人で分けると午前中に尽きます。UbigiやAiraloはテザリング自体は可能ですが、1枚に集中すると容量の減りが早い。1人1枚買っても、3GBプランなら1人7〜8ドルです。4人で32ドル。1枚の無制限(19ドル)より高いですが、繋がらない時間がゼロになります。

台湾のeSIMは、どの端末でも使えますか

eSIM対応端末であれば使えます。iPhoneはXS以降、AndroidはPixel 3以降やGalaxy S20以降などが対応しています。台湾で販売されるiPhoneは物理SIMスロット付きですが、日本で買った端末なら問題ありません。購入前に対応機種を確認したい方はiPhoneのeSIM対応機種一覧をご覧ください。


本記事は2026年10月時点の情報に基づいています。各プロバイダーの料金プランやサービス内容は予告なく変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

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