アジア旅行eSIM完全ガイド2026:韓国・台湾・タイ・香港・東南アジア
監修: 本記事は各国の主要通信キャリアの公式公開情報、各eSIMプロバイダーのサービス情報、および実際のユーザーレビューに基づいて構成しています。2026年6月時点の情報です。
アジア旅行にeSIMが便利な理由
韓国・台湾・タイ・香港——2026年現在、アジアは日本人旅行者にとって最も身近で最も行きやすい海外旅行先です。そして、こうしたアジア旅行にeSIMが最も適している理由は、以下の3つに集約されます。
- 事前設定で現地到着後すぐに通信開始:出発前に自宅や空港で設定を完了すれば、飛行機を降りた瞬間からGoogle MapsやLINEが使えます。深夜到着でもSIMショップを探す必要はありません。
- 物理SIMの抜き差し不要:日本のSIMを抜く必要がないので、帰国後に「SIMをどこかに置き忘れた」というトラブルも発生しません。
- 複数国を周遊しても1つのeSIMでOK:後述するリージョナルプランを使えば、韓国→台湾→香港と国をまたいでも自動でネットワークが切り替わります。
GSMAのeSIM普及率データによれば、2026年の世界のeSIMスマートフォン普及率は10%に達し、アジア太平洋地域が市場成長の重要な原動力となっています。特に韓国・台湾・香港などは世界でもeSIM対応が最も進んだエリアの一つです。
eSIMの基本的な仕組みについてはeSIMとは?基礎知識ガイドをご一読ください。プロバイダーの全体比較は海外旅行eSIMプロバイダーおすすめ比較で詳しく解説しています。
アジア9エリアの通信環境を一覧で比較
まずは各国の通信環境を俯瞰できる比較表をご覧ください。
| 国・地域 | 主要キャリア | 4G/5G状況 | 通信品質(都市部) | 1週間の料金目安 | おすすめプロバイダー |
|---|---|---|---|---|---|
| 韓国 | SKテレコム・KT・LG U+ | 5G超高速(世界最速級) | ★★★★★ | 約500〜2,000円 | Airalo・Ubigi |
| 台湾 | 中華電信・台湾大哥大・遠伝電信 | 5Gエリア拡大中 | ★★★★☆ | 約400〜1,500円 | Holafly・Ubigi |
| タイ | AIS・TrueMove・dtac | 5G主要都市カバー | ★★★★☆ | 約400〜1,500円 | Airalo・Klook |
| 香港 | CMHK・PCCW・3HK | 5G広範囲 | ★★★★★ | 約400〜1,200円 | Airalo・Ubigi |
| シンガポール | Singtel・StarHub・M1 | 5G全土カバー | ★★★★★ | 約500〜2,000円 | Airalo・Holafly |
| ベトナム | Viettel・Vinaphone・Mobifone | 4G安定・5G主要都市 | ★★★☆☆ | 約300〜1,500円 | Airalo・Ubigi |
| マレーシア | Maxis・Celcom・Digi | 4G安定・5G一部 | ★★★☆☆ | 約300〜1,500円 | Airalo・Klook |
| フィリピン | Globe・Smart | 4G中心・5Gマニラなど | ★★☆☆☆ | 約300〜1,500円 | Airalo・Ubigi |
| バリ島(インドネシア) | Telkomsel・XL Axiata | 4G安定・5G一部 | ★★★☆☆ | 約400〜1,500円 | Airalo・Holafly |
※料金は2026年6月時点の各社公式情報に基づく概算です。
各国の実測速度データ(2026年)
★評価だけではわからない、具体的な通信速度を以下にまとめました。旅行先でのeSIM選びの参考にしてください。
| 国・地域 | 5G平均下り | 4G平均下り | 備考 |
|---|---|---|---|
| 韓国(ソウル) | 800〜1,000Mbps | 150〜200Mbps | 世界最速級。韓国科学技術情報通信省(MSIT)のデータでも世界トップクラス |
| 台湾(台北) | 400〜600Mbps | 80〜120Mbps | 5Gエリア拡大中。中華電信が最速 |
| タイ(バンコク) | 300〜500Mbps | 50〜80Mbps | AISが最速。離島では4G中心 |
| 香港 | 500〜700Mbps | 100〜150Mbps | 都市国家で全域カバー。MTR構内でも安定 |
| シンガポール | 600〜800Mbps | 120〜180Mbps | Singtelが最速。MRT構内でも5G |
| ベトナム(ホーチミン) | 200〜400Mbps | 30〜50Mbps | Viettelが最強。地方では4Gが中心 |
| バリ島(クタ) | 100〜200Mbps | 20〜40Mbps | 観光エリア限定。北部・東部は大幅に低下 |
※各社の実測データおよびユーザーレポートに基づく概算値。実際の速度はエリア・時間帯・プロバイダーにより変動します。
韓国旅行でeSIMを使うメリットは?
「韓国 esim」「esim 韓国」で検索する方へ。韓国はアジアの中でも最もeSIM向きの渡航先の一つです。
韓国の通信環境:世界最速級の5Gを体感できる
韓国の通信環境は、世界でもトップクラス。韓国科学技術情報通信省(MSIT)のデータによれば、韓国の5G普及率は世界最高水準で、ソウル・釜山・済州島などの主要エリアでは5Gが当たり前のように使えます。
韓国主要キャリアの特徴:
| キャリア | 都市部の速度 | 地方のエリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SKテレコム | ★★★★★ 最速 | ★★★★★ 最広 | 韓国最大手。エリア・速度ともに最強。Airaloの多くがSKT回線 |
| KT | ★★★★★ 高速 | ★★★★★ 広い | ソウル・釜山で安定。後発ながら成長著しい |
| LG U+ | ★★★★☆ 高速 | ★★★★☆ やや狭い | 価格競争力あり。都市部なら問題なし |
韓国 eSIMのデータ容量目安:
| 旅行期間 | おすすめ容量 | 想定シーン |
|---|---|---|
| 3〜4日(ソウル中心) | 1〜3GB | 地下鉄Wi-Fi+カフェWi-Fiで十分。ソウル esimなら小容量でOK |
| 1週間(ソウル+釜山) | 3〜5GB | NAVER Map+Kakao Map+SNSでこの範囲 |
| 10日以上(地方含む) | 5〜10GB | 済州島など公共交通機関が少ないエリアでは多めに |
「韓国 esim おすすめ」と「韓国 esim どこで買う」を調べている方へのポイント:
- 短期(3〜5日):Ubigiの1GB〜3GBが最もコスパ良好。約$3.5〜$7(約500〜1,000円)
- 1週間程度:Airaloの3〜5GBが安定。約$8〜$10(約1,200〜1,500円)
- データ無制限で使いたい:Holaflyの無制限プラン(5日/$19〜、約2,800円〜)
実用的Tips——韓国で絶対にやるべきこと:
- 出発前にNAVER Mapをインストールしておく:韓国ではGoogle Maps(日本版)の精度が低いため、NAVER MapかKakao Mapがほぼ必須です。日本国内でダウンロードして、主要な目的地をブックマークしておきましょう。
- 公共Wi-Fiの活用を前提にデータ容量を決める:韓国の地下鉄・カフェ・観光地は無料Wi-Fiが異常に充実しています。3GBあれば1週間持つという口コミも多数。
- eSIMのデータローミングをONにする:日本ではOFFがデフォルトですが、韓国ではONが前提。接続できない場合は真っ先に確認しましょう。
台湾旅行ではどんなeSIMを選べばいい?
「台湾 esim」「台北 esim」の検索で訪れる方へ。台湾はeSIMユーザーに最も人気のアジア渡航先の一つです。
台湾の通信環境:中華電信が盤石
台湾の通信は中華電信(Chunghwa Telecom)が最大手で、台湾全土に4G/5Gネットワークを展開。台湾大哥大(Taiwan Mobile)・遠伝電信(Far EasTone)が続きます。台湾国家通訊傳播委員会(NCC)のデータでも、台湾のモバイルブロードバンド普及率は世界トップクラスです。
台湾主要キャリアの特徴:
| キャリア | 都市部の速度 | 地方のエリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 中華電信 | ★★★★★ 安定 | ★★★★★ 最広 | 台湾最大手。山間部でも安定。日本でも最も知られるキャリア |
| 台湾大哥大 | ★★★★★ 高速 | ★★★★☆ 広い | 台北市内なら最速クラス |
| 遠伝電信 | ★★★★☆ 安定 | ★★★★☆ 広い | コスパ重視の選択肢 |
台湾 eSIMのデータ容量目安:
| 旅行期間 | おすすめ容量 | 想定シーン |
|---|---|---|
| 3〜5日(台北中心) | 1〜3GB | 九份・十分への日帰り含めてこの範囲。無料Wi-Fi活用でOK |
| 1週間(台北+台中+高雄) | 3〜5GB | タクシー(Uber)の利用が増えると中容量推奨 |
| 2週間(花蓮・台東含む周遊) | 5〜10GB | 東海岸の山間部ではオフラインマップも併用 |
おすすめの選び方:
- 台北 eSIMで短期旅行:Ubigiの500MB〜3GB(約$2〜$7、約300〜1,000円)で十分。台北はWi-Fiスポットが多数あります。
- 1週間のんびり観光:Airaloの3GB(約$8、約1,200円)。コスパと品質のバランスが良い。
- 郊外(九份・花蓮・台東)に行くなら:5GB以上を確保。中華電信回線なら山間部でも安定します。
タイ旅行でeSIMを選ぶポイントは?
**「タイ esim」「バンコク esim」**の検索で訪れる方へ。タイは東南アジア随一の観光大国で、eSIMの需要も非常に高いエリアです。
タイの通信環境:AISが最大手、離島でも使えるかが鍵
タイの主要キャリアはAIS・TrueMove・dtacの3社。AISが最大手で、エリアの広さでは他を圧倒します。タイ国家放送通信委員会(NBTC)のデータでも、AISの国内シェアは約45%と圧倒的です。
タイ主要キャリアの特徴:
| キャリア | 都市部の速度 | 離島のエリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| AIS | ★★★★★ 高速 | ★★★★☆ 比較的安定 | 最大手。プーケット・サムイ島でも使える。Airaloの多くがAIS回線 |
| TrueMove | ★★★★★ 高速 | ★★★☆☆ やや不安定 | バンコク・パタヤなら最速。価格競争力あり |
| dtac | ★★★★☆ 安定 | ★★★☆☆ 離島で弱め | 地方のエリアはAISより狭い |
タイ eSIMのデータ容量目安:
| 旅行期間 | おすすめ容量 | 想定シーン |
|---|---|---|
| 3〜5日(バンコクのみ) | 3〜5GB | Grab(配車アプリ)の使用が頻繁なら多めに |
| 1週間(バンコク+プーケット) | 5〜10GB | 離島ではWi-Fiが限られるため、5GB以上推奨 |
| 2週間以上(複数都市周遊) | 10GB以上 | チェンマイ・プーケット・サムイ島を回るなら大容量必須 |
おすすめの選び方:
- バンコク eSIM(都市部のみ):Airaloの3GB〜5GB(約$7〜$10、約1,000〜1,500円)で十分
- 離島含む(プーケット・サムイ島):5GB以上が安心。AIS回線のeSIMを選びましょう
- 長期滞在:10GB以上の大容量プラン。または現地キャリアのプリペイドSIMも検討
香港・マカオ旅行でeSIMはどう選ぶ?
**「香港 esim」**で検索する方へ。香港はコンパクトな都市国家でありながら、通信環境は極めて充実しています。
香港の通信環境:CMHK・PCCW・3HKの3強
香港の通信は3大キャリアがしのぎを削っています。都市国家のため、ほぼ全域で5G通信が可能です。香港通信事務管理局(OFCA)のデータでも、香港のモバイル通信品質は世界最高水準です。
香港主要キャリアの特徴:
| キャリア | 速度 | エリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| CMHK(中国移動香港) | ★★★★★ | ★★★★★ | 香港最大手。中国本土ローミングに強い。Airaloの多くがCMHK回線 |
| PCCW(HKT) | ★★★★★ | ★★★★★ | 香港電訊。MTR(地下鉄)構内で最強 |
| 3HK | ★★★★☆ | ★★★★★ | 価格競争力。エリアは広い |
香港 eSIMのデータ容量目安:
| 旅行期間 | おすすめ容量 | 想定シーン |
|---|---|---|
| 2〜3日(香港のみ) | 500MB〜1GB | MTR駅・カフェ・コンビニにWi-Fi多数。超小容量でOK |
| 3〜5日(香港+マカオ) | 1〜3GB | フェリー移動中は通信が途切れるが、それを除けば余裕 |
| 1週間以上 | 3〜5GB | ビジネスやリモートワークを含むなら多めに |
おすすめの選び方:
- 最安エントリー:Ubigiの500MB/2日/$2(約300円)。短期旅行に最適。
- コスパ重視:Airaloの1GB(約$4.5、約700円)。3日程度の旅行に最適。
- 中国本土・マカオ含む周遊:リージョナルプラン(後述)がおすすめ。
シンガポールでeSIMを使うメリットは?
「シンガポール esim」で検索する方へ。シンガポールはアジアの中でも最も通信インフラが整った国の一つです。
シンガポールの通信環境:Singtelが盤石
シンガポールの通信はSingtel(シングテル)が最大手。地下鉄MRT構内でも安定した通信が可能で、全土で5Gが使えます。
シンガポール主要キャリアの特徴:
| キャリア | 速度 | エリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Singtel | ★★★★★ | ★★★★★ | 最大手。MRT構内でも安定。Airalo・Ubigiの多くがSingtel回線 |
| StarHub | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 価格競争力。観光エリアでは問題なし |
| M1 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 3社の中で最も小規模。ただしコスパ良好 |
おすすめの選び方:
- 短期(3〜5日)→ Airaloの1〜3GB(約$4.5〜$8、約700〜1,200円)
- 1週間程度 → Holaflyの無制限プラン(5日/$19〜、約2,800円〜)でストレスフリー
- ビジネス目的 → Holafly(日本語サポートあり)
ベトナムeSIMの選び方と注意点
**「ベトナム esim」**で検索する方へ。ベトナムは東南アジアで最も成長著しいエリアの一つで、通信環境も急速に改善しています。
ベトナムの通信環境:Viettelが断然強い
ベトナムの通信はViettelが最大手で、Vinaphone・Mobifoneが続きます。Viettelは軍系キャリアで、エリアの広さでは他を圧倒。ホーチミン・ハノイだけでなく、田舎エリアでも安定した通信が可能です。ベトナム情報通信省(MIC)のデータでも、Viettelの国内シェアは約50%超と圧倒的です。
ベトナム主要キャリアの特徴:
| キャリア | 都市部の速度 | 地方のエリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Viettel | ★★★★☆ 安定 | ★★★★★ 最広 | 断然おすすめ。Airalo・Ubigiの多くがViettel回線 |
| Vinaphone | ★★★★☆ 安定 | ★★★★☆ 広い | 観光地では問題なし |
| Mobifone | ★★★☆☆ 普通 | ★★★☆☆ やや狭い | 価格優先なら検討 |
おすすめの選び方:
- ホーチミン・ハノイのみ → 3GB(約$7、約1,000円)
- 地方(ダナン・ハロン湾・サパ含む) → 5GB以上
- 2週間以上の長期 → 10GB以上の大容量プラン
マレーシア・フィリピン・バリ島でeSIMを使う際の注意点
マレーシアでeSIMを使う
**「マレーシア esim」**で検索する方へ。マレーシアは東南アジアの中でも比較的通信環境が安定しており、クアラルンプールやペナンなどの都市部では4G/5Gが快適です。
おすすめの選び方:
- 都市部のみ(KL・ペナン) → 3GB(約$7、約1,000円)
- 自然・離島含む(ボルネオ・ランカウイ) → 5GB以上
- マレーシア+シンガポール周遊 → アジアリージョナルプランが最適
フィリピンでeSIMを使う
**「フィリピン esim」**の検索で訪れる方へ。フィリピンはGlobeとSmartの2大キャリア。マニラ・セブ・ダバオなどの都市部では4Gが安定していますが、地方や離島では不安定なエリアもあります。
おすすめの選び方:
- マニラ・セブのみ → 3GB〜5GB
- 地方・離島含む → 5GB以上。Globeの方が地方で強い傾向があります
バリ島(インドネシア)でeSIMを使う
**「バリ 島 esim」「telkomsel esim」**で検索する方へ。バリ島は観光エリアに限れば通信は安定していますが、エリア選びが重要です。
バリ島の通信環境:Telkomsel一強
バリ島を含むインドネシアは、Telkomselが最大手の通信キャリアです。観光エリア(クタ・ウブド・スミニャック・ジンバラン)では4Gが安定しており、主要な観光スポットでは5Gも利用可能になりつつあります。
バリ島主要キャリアの特徴:
| キャリア | 観光エリアの速度 | 北部・東部のエリア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Telkomsel | ★★★★☆ 安定 | ★★★☆☆ やや不安定 | 断然おすすめ。Airalo・Holaflyの多くがTelkomsel回線 |
| XL Axiata | ★★★☆☆ 普通 | ★★☆☆☆ 弱い | 価格は安いがエリアは限定的 |
おすすめの選び方:
- 観光エリアのみ(クタ・ウブド) → 3GB〜5GB
- 北部(ムンジャンガン)・東部(アメッド)まで行く → 5GB以上+Telkomsel回線を絶対に選ぶ
- サーフィン目的で離島に行く → オフラインマップのダウンロード必須
カンボジア・ミャンマーでのeSIM
アンコールワット観光で有名なカンボジアや、ミャンマー(ヤンゴン)では、主要都市では4Gが安定しています。
- カンボジア:シェムリアップ(アンコールワット)・プノンペンでは4G安定。Airalo・Ubigiのアジアリージョナルプランでカバー可能
- ミャンマー:ヤンゴン・バガンでは通信可能。ただし地方では電波が弱くなるため、オフラインマップのダウンロードは必須です
いずれもアジアリージョナルプランを契約しておけば、現地で個別にeSIMを購入する手間が省けます。
中国本土(上海・北京)でeSIMを使う際の注意点
**「中国 esim」「上海 esim」**で検索する方へ。中国本土では、eSIMの利用に特定の制限があります。
中国本土のeSIM事情:対応機種と通信制限
中国の通信規制では、中国国内で販売されるスマホはeSIM非対応のモデルが多いため、日本人旅行者が持参する海外版スマホ(日本で購入したiPhoneなど)を前提とします。
中国本土でのeSIM利用の実態:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応プロバイダー | Airalo・Holafly・Nomadは中国本土対応プランあり |
| 対応キャリア | 中国移動(China Mobile)・中国聯通(China Unicom) |
| 通信品質(上海・北京) | 4G/5G安定。都市部では問題なし |
| Google系サービス | Gmail・Google Maps・YouTubeは使用不可(中国のネット規制による) |
| VPN | 事前にVPNアプリをインストールすることが絶対条件 |
おすすめの選び方:
- 上海・北京のみ(3〜5日) → 3GB(約$10〜$15、約1,500〜2,300円)
- 地方(西安・成都など)含む → 5GB以上
- 香港・マカオとセットで行く場合:Airaloのアジアリージョナルプラン(中国本土対応あり)が最適
実用的Tips——中国本土でeSIMを使う前に:
- VPNは日本で事前にインストール&契約:中国本土ではVPNアプリのダウンロードサイト自体がブロックされています。出発前に必ず複数のVPNアプリをインストールし、動作確認まで済ませておきましょう。
- Google Mapsの代替アプリを準備:中国本土ではGoogle Mapsが使えません。百度地图(Baidu Maps) や高德地图(Amap) などの中国製地図アプリを事前にダウンロードしておくと安心です。
- eSIMのデータローミング設定を確認:中国本土でもデータローミングをONにする必要があります。キャリアによってはAPN設定の手動入力が必要な場合もあるので、プロバイダーからの案内を確認しましょう。
複数国を回るならリージョナルプランがお得
複数国をまたぐ旅行では、**リージョナルプラン(地域横断プラン)**が最も効率的です。国ごとにeSIMを買い足す手間が省け、国境を越えてもシームレスに通信が継続します。
主要プロバイダーのアジアリージョナルプラン一覧
| プロバイダー | プラン名 | カバー国数 | 料金例 | 有効期間 |
|---|---|---|---|---|
| Airalo | アジアeSIM | 40カ国 | 1GB/7日/$5.00(約750円)〜 | 7日〜30日 |
| Holafly | アジアプラン | 40カ国 | 10日/$47.00(約7,000円・無制限) | 10日〜60日 |
| Ubigi | アジアパック | 20カ国 | 1GB/7日/$4.00(約600円)〜 | 7日〜30日 |
| Nomad | アジアeSIM | 30カ国 | 3GB/7日/$10.00(約1,500円)〜 | 7日〜30日 |
周遊パターン別おすすめ
パターン①:韓国→台湾(5〜7日間)
- おすすめ:AiraloアジアeSIM(1〜3GB)
- 理由:両国ともWi-Fi環境が良いので小容量でもOK。約750〜2,200円で両国カバー
パターン②:タイ→ベトナム→カンボジア(2週間)
- おすすめ:AiraloアジアeSIM(5〜10GB)またはHolaflyアジア無制限
- 理由:国をまたぐたびに購入する手間が完全に省ける
パターン③:シンガポール→マレーシア(陸路移動あり)
- おすすめ:AiraloアジアeSIM(5GB)またはUbigiアジアパック(5GB)
- 理由:陸路での国境越えでもシームレスに通信。国境通過時は機内モードON/OFFで再選択が必要な場合あり
パターン④:香港→マカオ→深セン(3〜5日間)
- おすすめ:AiraloアジアeSIM(1GB)または中国込みのプラン
- 理由:香港はWi-Fi充実で少量でOK。深センに行くなら中国本土カバレッジが必須
注意:リージョナルプランで「アジア」と一口に言っても、中国本土を含むかどうかはプロバイダーによって異なります。中国旅行も予定に入っている場合は、必ずカバレッジマップで確認してください。
eSIMが使えなくなったときの対処法
アジア旅行中にeSIMでトラブルが発生した場合の対処法です。出発前に印刷またはスマホのメモに保存しておくことをおすすめします。
出発前の予防策
- 自宅のWi-Fiで事前にeSIMをインストール(現地でWi-Fiがないと設定できない)
- QRコードのスクリーンショットを保存し、クラウドにもバックアップ
- オフライン用にGoogle Mapsの渡航先エリアをダウンロード
- 各プロバイダーのサポート連絡先を控えておく
- 予備としてSIMスロットに物理SIMを入れておく(緊急時用)
各国の主なトラブルと対処法
| 症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| eSIMが認識されない | APN設定が未完了 | 設定画面でAPNを手動入力(プロバイダーの案内に従う) |
| 速度が異常に遅い | FUP制限/優先制御 | 時間を置く/データ追加購入を検討 |
| 通信が突然止まった | データ容量を使い切った | プロバイダーアプリで残容量を確認、トップアップ |
| 電波が圏外になる | 現地キャリアとの接続不良 | 機内モードON→OFFで再接続/手動ネットワーク選択 |
| QRコードが読み取れない | 画面の明るさ/汚れ | 明るさ最大に/QRコードの印刷物を用意 |
各プロバイダーの緊急連絡先
| プロバイダー | サポート手段 | 特徴 |
|---|---|---|
| Airalo | アプリ内チャット | 24時間対応 |
| Holafly | アプリ内チャット・LINE | 日本語サポートあり |
| Ubigi | メール・FAQ | チャットボット+有人対応 |
| Nomad | アプリ内チャット | 24時間対応 |
| Klook | アプリ内チャット | 日本語サポートあり |
よくある質問
Q1. 韓国でeSIMを買うならどこがおすすめ?
A. Airaloが最も安定しています。SKテレコム回線を使用し、ソウル・釜山・済州島の全域で高速5Gが利用可能です。1GB(約$4.5、約700円)から購入でき、3日程度のソウル観光なら十分足ります。また、Ubigiも競争力のある価格(1GB/約$3.5、約500円)で、短期旅行に最適です。
**「韓国 esim おすすめ」**で検索する多くの方がAiraloかUbigiの2社に絞って選んでいます。両者の違いは海外旅行eSIMプロバイダーおすすめ比較をご覧ください。
Q2. 台湾(台北)でeSIMは必要?無料Wi-Fiだけで足りる?
A. 台湾の都市部はTPE-FreeやiTaiwanなどの無料Wi-Fiが充実しているため、**「台北市内だけならWi-Fiだけで何とかなる」**という意見も少なくありません。ただし、実際には以下のケースでeSIMがあると便利です:
- MRT移動中に現在地を確認したい
- 夜市でふらっと調べものをする
- タクシー(Uber)を呼ぶ
- 九份や十分などの郊外観光に出かける
結論として、台北のesimは3GB/7日で約1,200円なので、念のため購入しておくことをおすすめします。
Q3. タイの離島(プーケット・サムイ島)でもeSIMは快適に使える?
A. 使えますが、都市部と同じ速度は期待しないでください。プーケットやサムイ島の主要ビーチエリアでは4Gが安定して使えますが、5Gは限定的です。
データ容量は5GB以上を確保し、AIS回線のeSIM(AiraloやUbigi)を選ぶと最も安定します。
Q4. シンガポールとマレーシアを陸路で移動する場合のeSIMの注意点は?
A. シンガポール〜マレーシアの陸路国境(ウッドランズ・チェックポイント)では、国境通過時にネットワークの再接続が必要な場合があります。対処法は簡単で、機内モードをON→OFFするだけです。
プラン選びとしては、Airaloのアジアリージョナルプランが最適。3GB/7日で約$8(約1,200円)と割安です。
Q5. 香港eSIMで一番安いのは?
A. Ubigiの香港プランが最安です。500MB/2日/$2(約300円)で、香港のコンパクトな都市環境なら十分使えます。
3日以上の滞在やマカオにも行く予定なら、Airaloの香港プラン(1GB/約$4.5、約700円)やアジアリージョナルプランがおすすめです。
Q6. ベトナムでeSIMを使う際、Viettel回線を選ぶべき理由は?
A. ベトナムはViettelが最大手で、田舎エリアでも安定した通信が可能です。ハロン湾やサパ、ダナン郊外などに行くならViettel回線が必須と言っても過言ではありません。
AiraloやUbigiのベトナムプランはViettel回線を使用しているので安心です。
Q7. バリ島でeSIMは使える?Telkomselの回線品質は?
A. はい、使えます。バリ島ではTelkomsel回線が最も安定しており、観光エリア(クタ・レギャン・スミニャック・ウブド)では4Gが快適に使えます。**「telkomsel esim」**で検索すると、AiraloやHolaflyが対応しています。
北部や東部に行く場合は、事前にGoogle Mapsのオフラインマップをダウンロードしておくことを強くおすすめします。
Q8. 中国本土(上海・北京)でeSIMを使う際の注意点は?
A. 中国本土では以下の点に注意が必要です:
- Google系サービス(Gmail・Google Maps・YouTube)は使用不可。別途VPNの準備が必要
- VPNアプリは日本で事前にインストール(中国本土ではダウンロードサイトがブロックされている)
- 百度地图(Baidu Maps) などの中国製地図アプリを事前にダウンロード
- Airalo・Holafly・Nomadは中国本土対応プランあり
詳細は本記事の「中国本土(上海・北京)でeSIMを使う際の注意点」セクションをご参照ください。
Q9. アジア旅行でのeSIM設定方法を教えて
A. eSIMの設定はとても簡単で、以下の手順で5分もかかりません:
- プロバイダーの公式サイトまたはアプリでプランを購入
- QRコードをメールまたはアプリ内で受け取る
- スマホの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→QRコードをスキャン
- データローミングをONにして完了
重要:必ず日本の自宅や空港のWi-Fi環境で設定してください。詳しい手順はeSIMの設定・アクティベート完全マニュアルで画像付きで解説しています。
まとめ:アジア旅行のeSIM選びで絶対に失敗しない3つの鉄則
アジア旅行でのeSIM選び、最後にもう一度おさらいします。
エリア別クイックガイド
| 目的 | おすすめeSIM | おすすめ容量 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 韓国・台湾の都市観光 | Airalo小容量 | 1〜3GB | Wi-Fi充実で少量でOK |
| タイ・ベトナムの地方含む | Airalo中容量 | 5〜10GB | 現地アプリ多用で多めに |
| シンガポール・香港の短期 | Ubigiエントリー | 500MB〜1GB | 超低価格エントリー |
| 複数国を周遊 | Airaloアジアリージョナル | 3〜10GB | 1回購入で複数国OK |
| データを気にしたくない | Holaflyアジア無制限 | 無制限 | FUP注意もストレスフリー |
| 予算最優先 | Klook(クーポン利用) | 1〜5GB | 割引適用で最安値 |
| 中国本土(上海・北京) | Airalo中国本土対応プラン | 3〜5GB | VPN準備必須。Google系サービスは使用不可 |
3つの鉄則
-
出発前に必ずインストール&動作確認:現地の空港Wi-Fiは不安定な場合があります。自宅の安定したWi-Fi環境で設定し、アプリの起動まで確認しておきましょう。
-
リージョナルプランを検討する:たとえ1カ国だけの予定でも、「予定外の隣国旅行」が急に発生することは旅行ではよくあります。アジアリージョナルプランなら追加購入の手間がかかりません。
-
QRコードは3重バックアップ:スクリーンショット保存+クラウド保存(Google Drive / iCloud)+家族にLINEで送信——この3重体制が理想的です。
アジアは距離が近く、eSIMの対応も最も充実しているエリアです。この記事を参考に、ぜひ快適なeSIMライフをアジア旅行でお楽しみください。
各プロバイダーの詳細比較は海外旅行eSIMプロバイダーおすすめ比較を、アメリカ・ヨーロッパ方面の情報はアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア旅行eSIM完全ガイドをご覧ください。
本記事は2026年6月時点の情報に基づいています。各国の通信規制やeSIM対応状況、各プロバイダーの料金は予告なく変更される場合があります。渡航前に各プロバイダーの公式サイトで最新情報をご確認ください。